2000年7月建築基準法が改定され、仕様規定から性能規定への見直しが行われました。 防耐火構造認定についても、断熱構造別に防耐火性能の確認が必要になりました。 フェノールフォーム協会では、各種防火・耐火構造の認定を取得しております。耐燃焼性能に優れるフェノールフォームは、内装制限なし(せっこうボードなし)にて防火構造の認定を受けた仕様もございます。
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外壁防火構造30分認定試験
性能評価機関:
財団法人日本建築総合試験所
試験実施日:
平成15年2月24日
申請構造仕様:
フェノールフォーム外張り木造軸組工法(窯業系サイディング・耐力面材張り・内装指定なし)
■ 耐火試験炉
建築基準法に基づく防耐火構造試験が実施できます。
■ 試験体
3m×3mの実大サイズの試験体により、防火性能を評価します。
■ 加熱試験
試験体に軸力を加えながら加熱し、裏面温度・面外変形等を測定します。
■ 加熱温度
防火構造30分の場合、試験体表面を840℃まで加熱します。
■ 裏面温度
試験体裏面(室内側)の温度上昇は、最高でも70℃でした。
(判定基準160℃以下)
■ 試験後
外張してあるフェノールフォームの炭化作用が延焼を抑えています。